浄水器・RO浄水器の除去物質数を比較!|正しい選び方・使い方も説明
- 浄水器

浄水器を使えば、おいしい水やお茶を手軽に飲むことができたり、料理にも活用できたりします。しかし浄水器の種類が変わると、除去物質数にも大きな違いが出てくることをご存知でしょうか。より安全な水を飲むためには、浄水器ごとの除去物質数における比較が必須です。
特に、一般的な浄水器とRO浄水器の違いを知ると、浄水器選びにも影響が出てくるでしょう。というのも、RO浄水器は、逆浸透ろ過膜(RO膜)を使用することによって高い浄水能力を持つ浄水器だからです。
今回は、一般的な浄水器とRO浄水器の除去物質数を比較します。RO浄水器の選び方や物質を除去するための正しい浄水器の使い方も解説するので、家庭用浄水器の購入・買い替えを検討している方や、浄水器に関する情報が知りたい方はぜひお読みください。
目次
浄水器で除去できる物質のタイプは?
まず、一般的な浄水器とRO浄水器では、どのような物質が除去できるのかを見ていきましょう。
一般的な浄水器
RO膜を使用していない一般的な浄水器では、主に以下の物質や臭いを除去することができます。
- 塩素臭
- カルキ臭
- ほかの不純物
しかし、一般的な浄水器を使用したとしても、すべての不純物を除去できるわけではありません。より安全な水を利用するためには、より多くの物質が除去できる浄水器を選ぶ必要があるでしょう。
RO浄水器
RO浄水器は、一般的な浄水器と比べてよりたくさんの物質を除去することが可能です。ここでは、弊社・ゼオライト株式会社のRO浄水器で除去できる物質をご紹介します。
- 塩素臭
- カビ臭
- 赤サビ
- 細菌類
- ウイルス類
- 鉛
- ヒ素
- 水銀
- 硝酸性窒素
- トリハロメタン
- ダイオキシン
- PFAS(有機フッ素化合物)
この中でも注目すべき物質は、PFASでしょう。なぜならPFASは健康に悪影響を及ぼす可能性がある有害物質であり、水の安全性を高めるには除去が求められるからです。社会的関心も高いPFASについては、次の見出しで詳しく学んでいきましょう。
PFASについて

PFASは有機フッ素化合物を指す総称であり、「ピーファス」と呼びます。PFASの中でも代表的な物質が「PFOS」と「PFOA」です。
PFOS:ペルフルオロオクタンスルホン酸のこと。「ピーフォス」と呼ぶ
PFOA:ペルフルオロオクタン酸のこと。「ピーフォア」と呼ぶ
これらの物質は、かつて「フッ素加工のフライパン」「撥水加工の洋服」「ファストフードの包装紙」などの製造・加工に用いられてきました。しかし、PFOSとPFOAは物質が分解されにくく、人体に蓄積されやすいという特徴があるということが判明。また、特にPFOAは発がん性の高さも指摘されています。そういった流れにより、現在はPFASの日本での製造や輸入は規制するように定められているのです。
しかし、PFASは蓄積性が高いので、国内で利用される水道水から今でも物質が検出されています。もちろん健康に問題のない範囲内の検出となっていますが、気になる方も多いことでしょう。そのため、安全な水を利用するには、家庭で使用する浄水器でPFASを除去することをおすすめします。
PFASのより具体的な情報は「【更新】PFAS(有機フッ素化合物)とは?規制や除去する方法を徹底解説!」「最新のPFASの規制動向と国内におけるPFASの発生状況について」で説明していますので、ぜひ参考にご覧ください。
一般的な浄水器とRO浄水器における除去物質数の比較
ここからは、一般的な浄水器とRO浄水器がそれぞれどの程度の物質を除去することができるか比較していきます。
結論からいうと、一般的な浄水器の除去数は機種によって異なるため一概には言えません。しかし、多くのRO浄水器は90%以上の高い除去率を誇ります。
先述したように、RO浄水器では、健康に悪影響を及ぼすこともあるPFASの除去も可能です。以上のことから考えると、より高い性能を持つRO浄水器を選んだ方がよいでしょう。
RO浄水器は、逆浸透膜とも呼ばれるRO膜を使って高い浄水能力を発揮します。どのような仕組みで水を処理するのか理解することで、浄水器の除去物質数に関する知識がさらに深められますよ。
関連記事:「逆浸透膜で水を処理する仕組みとは?メリット・デメリットも紹介」
浄水器の選び方は?
一般的な浄水器よりもRO浄水器を選んだ方が、安全性が高いことがわかりました。それでは、どのようなポイントを目安にしてRO浄水器を選べばよいのでしょうか。ここでは、選び方における4つのポイントを取り上げます。
①自分に合ったタイプを厳選する
RO浄水器は、以下をはじめとしたタイプに分かれています。そのため、自分のライフスタイル・目的や設置したい場所に合わせて、自分に適したタイプを選ぶことが重要です。
ウォーターサーバー型:一般的なウォーターサーバーのように、飲み水を気軽に利用しやすい
アンダーシンク型 :シンク下に設置できるので、場所を取らない
RO浄水器は一般的な浄水器と比べると選べる製品の数が減ってしまいますが、その分自分にマッチした製品が探しやすく魅力的であるというメリットもあります。まずは、どんな浄水器のタイプが適しているか考えることから始めましょう。
②除去可能な物質を確認する
RO浄水器で除去できる物質について確認しておくことで、より安全性の高い製品を利用することができます。なお、より多くの物質が除去できるものを選ぶだけでなく、特に力を入れて除去したい物質に対応している製品を選ぶのも一つの方法です。
③コストパフォーマンスが高いものを探す
RO浄水器は、製品によってコストパフォーマンスが異なります。下記のような特徴を持つ製品を選ぶと、経済的にも満足度が高くなるでしょう。
- 初期費用が抑えられる(レンタル料金以外の費用がかからない)
- 月額料金の価格が安く、ランニングコストが抑えられる
- フィルター、カートリッジ交換の頻度が少ない(交換費用が別料金の場合)
④サービスが充実しているものを選ぶ
RO浄水器の利用を開始する際は、設置に手間がかかる可能性があります。また、使用していく間に不具合や故障が発生することも少なくありません。そのため、こうした状況に対応可能なサービスが充実している製品を選ぶことも大切です。
- 無料で浄水器を設置・取り付けしてくれるサービス
- 故障時に無料で浄水器が修理できるサービス
- 定期的にメンテナンスを実施してくれるサービス
上記のようなサービスが利用可能な製品は、今後も安心して浄水器を使い続けられるでしょう。
物質を除去するための正しい浄水器の使い方

浄水器における物質除去の効果を発揮するためには、正しい使い方をすることが重要です。この段落では、浄水器を使うにあたってぜひ実施してほしい内容を紹介します。
①定期的にメンテナンスを行う
浄水器の利用には、定期的なメンテナンスが必須となります。というのも、フィルターの交換や機器の掃除を実施することで、安全性が高い水を使い続けることができるからです。自宅でもできる掃除の方法は、以下が例に挙げられます。
- 部品を取り外し、汚れや黒ずみが気になる部分をこすって洗い流す
- 本体についた汚れは清潔な布で拭き取る
※具体的な掃除方法は浄水器の説明書をご確認ください。
なお、メンテナンスは自分で行うだけでなく、業者に実施してもらうものも含みます。特にフィルター交換は自分で実施するには難易度が高いケースもあるので、定期的なメンテナンスがプランの中に含まれている製品を選ぶと便利です。
②使用頻度が低い場合は一定の時間を置いて水を出す
なかには、浄水器を頻繁に使用しない家庭もあることでしょう。その場合は、定期的に水を出すことをおすすめします。なぜなら、浄水器の中に水がとどまり続けていると、その水が不衛生な状態になる可能性が高いからです。
水を出さずに放置することで、浄水器を通した水の臭いや安全性に異常が出る危険があります。そのため、一定のサイクルで水を出し、衛生的な状態が保てるように意識しましょう。
浄水器はゼオライト株式会社におまかせ
安心して使える浄水器を求めている場合は、ゼオライト株式会社の浄水器をおすすめします。
ゼオライトの浄水器の中でも「WAKAMiZU PRO わかみずプロシリーズ」は、水道直結型の浄水器として優れた性能を持っています。具体的には「Sunny&star」「Dew」「Sunny&mini」「Pure&fresh」の4種類をラインナップしており、それぞれに以下のような違いがあります。
製品名 | 水の処理方法 | サイズ(cm) | タンク容量(リットル) | 温度機能 |
---|---|---|---|---|
Sunny&star | RO方式 | 30×45×115 | 冷水2.5温水3.5 | 冷水、温水 |
Dew | RO方式 | 15×41×39 | 2.8 | 常温のみ |
Sunny&mini | RO方式 | 30×45×52 | 冷水2.5温水2.0 | 冷水、温水 |
Pure&fresh | UF方式 | 30×45×52 | 冷水2.5温水2.0 | 冷水、温水 |
※RO方式:逆浸透ろ過膜(RO膜)を使用しており、水分子以外のものを除去可能
※UF方式:限外ろ過膜(UF膜)を使用しており、細菌やウイルスを除去可能(イオン分子をはじめとした物質は不可)
なお、競合メーカーの商品と比べて特に力を入れているのは、下記の3点です。
コストパフォーマンスの高さ:かかる費用は基本的にレンタル料のみ
浄水器の性能の高さ :水処理の専門知識を持つ「水のエキスパート」が手掛けた浄水器
アフターフォローの充実性 :定期メンテナンスを実施
アフターフォローの詳細は、下記をご覧ください。
- フィルター交換、浄水器メンテナンスを年に1回のサイクルで実施
- 浄水器本体を6年に1回のサイクルで新品に交換
- 浄水器が故障した際は無料で修理を実施
各製品の詳しい情報は、こちらをご確認ください。
家庭用浄水器に関するご相談はゼオライト株式会社へ
ゼオライト株式会社は、水処理プラント及びメンテナンス事業を軸に、50年以上にわたってお客様の期待を超える「良質な水」と「メンテナンスサービス」を提供し続けてまいりました。
高い技術提案力とお客様第一主義の精神で、井戸や井戸水(井水)にまつわるお困りごとを解決いたします。
【ゼオライトの実績】
- 逆浸透膜プラント500件以上(専用水道での国内導入数No.1)
- 水処理プラント納入実績1,400件以上
小型の業務用装置から大規模プラント、災害対策用ユニット型浄水設備まで、幅広い対応が可能です。
お気軽にご相談ください。