2025年4月9日

浄水器のカートリッジ交換時期はいつ?トラブルや交換が早まるケースも解説!

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浄水器のカートリッジ交換時期はいつ?トラブルや交換が早まるケースも解説!

水道水を飲みやすくする浄水器ですが、カートリッジの交換時期をしっかり把握しているという方は意外と少ないのではないでしょうか。交換を怠ると、浄水能力の低下や雑菌の繁殖など、さまざまなトラブルの原因に繋がります。

本記事では、そんな浄水器のカートリッジ交換時期の目安や、交換が早まるケース、交換時のポイントについて詳しく解説します。

さらに、メンテナンスが簡単なおすすめの浄水器についても紹介するので、安全で美味しい水を毎日飲みたいという方は、ぜひチェックしてみてください。

浄水器のカートリッジ交換時期はいつ?

そもそも浄水器のカートリッジは、水道水をろ過するためのフィルターを収めた部品です。フィルターの種類には活性炭やろ過膜、イオン交換樹脂などがありますが、いずれも水道水に含まれる不純物を除去する工程において目詰まりや汚れが発生します。

そのような状態で浄水器を使い続けると水質の悪化に繋がってしまい、味や匂いが変わるだけでなく、健康に被害が及ぶ可能性もでてくるかもしれません。そうならないためにも、カートリッジそのものを定期的に交換する必要があるのです。

交換時期は基本的にメーカーや製品ごとに推奨されているものの、タイプ別にもおおよその目安があるので下記で確認してみましょう。

  • 蛇口直結型、水栓一体型:2~12か月程度
  • 据え置き型、アンダーシンク型:12か月程度

蛇口直結型や水栓一体型は、コンパクトで置き場所に困らない反面、カートリッジが小さめなので、早いと2〜3ヶ月で交換が必要になります。

一方、据え置き型やアンダーシンク型は、浄水器自体も大きく場所をとりますが、その分カートリッジも大きいため一年に一度の交換を推奨するメーカーがほとんどでしょう。

ただし、上記の交換時期やメーカー推奨時期はあくまで目安であり、実際の使用状況によってタイミングが早まることもあります。

例えば、家族の人数が多く浄水器の使用頻度が高い場合や、水質の影響でフィルターが早く目詰まりする場合には、推奨時期よりも早めに交換するべきです。

また、浄水の出が悪くなったり、水の味や臭いが変わったりしたときも、カートリッジの性能が低下している可能性があるため、交換を検討すると良いでしょう。

浄水器のカートリッジ交換時期が過ぎるとどうなる?

浄水器のカートリッジ交換時期が過ぎるとどうなる?

浄水器のカートリッジは適切な時期に交換しなければ、本来の性能を発揮できなくなります。ここでは、カートリッジの交換時期が過ぎても使い続けることで生じるトラブルについて確認しましょう。

浄水力が落ちる

そもそもカートリッジは、水道水に含まれる塩素や不純物、有害物質などをろ過材によって除去する役割があります。

そのため、カートリッジを交換せずに使い続けると、除去された物質がカートリッジ内部に付着して、ろ過性能が低下してしまうのです。

具体的には、塩素や臭いの原因物質が十分に取り除かれなくなり、水の味や臭いが変化するでしょう。特にカルキ臭(塩素臭)が強くなってしまえば、「以前より水が美味しくない」と感じる方もいるかもしれません。

また、見た目には変化がなくても、実際には不純物が多く含まれる状態になる可能性もあり、水質の安全性が損なわれることも考えられます。

水の出が悪くなる

浄水器のカートリッジ交換時期を過ぎると、水の出が悪くなることがあります。これは、カートリッジ内部のろ材が目詰まりを起こすことが主な原因です。

前述したとおり、浄水器はカートリッジの微細な穴によって水道水に含まれる不純物や塩素、微粒子を除去します。除去された物質は少しずつフィルターに蓄積していき、その状態が続くことで水がスムーズに通過できなくなるのです。

場合によっては水量が減るだけではなく、目詰まりが原因で水が逆流し、浄水器から水漏れが生じることもあるので気をつけましょう。

雑菌が繁殖する

浄水器のカートリッジを交換せずに利用し続けると、雑菌が繁殖するリスクが高まります。理由としては、カートリッジ内部に水に含まれる不純物や微細な有機物が蓄積し、雑菌が繁殖しやすい環境ができてしまうためです。

また、カートリッジの活性炭フィルターによって消毒効果のある塩素が除去されますが、塩素濃度が低下した水が浄水器内部に滞留することも雑菌の繁殖に繋がります。

こうした状況が続くと浄水器を通した水がかえって不衛生になり、体調を崩す原因になることもあるでしょう。特に夏場など気温が高い時期は、雑菌が繁殖しやすいため注意が必要です。

浄水器本体の故障につながる

浄水器のカートリッジ交換時期を過ぎると、浄水器本体の故障につながることも考えられます。これは、フィルターが目詰まりを起こし、水の流れが悪くなることが主な原因です。

水がスムーズに通らなくなると、内部の水圧が上がり、浄水器の接続部分や内部構造に負担がかかります。その結果、パーツの劣化や破損が進み、最悪の場合、浄水器本体が使えなくなってしまうこともあるのです。

また、目詰まりしたフィルターを無理に使い続けると、逆流や漏水のリスクも高まるため注意しましょう。

浄水器のカートリッジ交換時期が早まるのはどんなケース?

浄水器のカートリッジの交換時期が早まるケース

浄水器のカートリッジの交換時期は、各製品ごとに推奨のタイミングが決められていますが、場合によってはそれよりも早く交換した方がいいことがあります。具体的にどのようなケースがあるか確認しましょう。

ケース1.水道水の水質が悪い

カートリッジの交換時期は水道水の水質に大きく左右されます。これは、水道水に含まれる汚れや不純物が多いと、通常よりもカートリッジの目詰まりが生じやすくなるからです。

例えば、河川水を水源とする地域では、雨の影響を受けやすく、濁りや微細な土砂が増えることがあります。そうすると、不純物が浄水器のフィルターに蓄積し、通常の交換時期よりも早くカートリッジを取り替える必要が出てくるでしょう。

また、塩素や有機物の含有量が多い水では、活性炭フィルターがそれらを吸着するスピードが速まるため、想定より早く寿命を迎えることも考えられます。

ケース2.浄水器の使用頻度が高い

浄水器は、製品ごとに汚れや不純物の処理容量が限られています。そのため使用頻度が高くなれば、不純物の蓄積も進み、目詰まりが起こりやすくなるのです。

その結果、水の流れが悪くなったり、浄水能力が低下したりして、メーカーが推奨する標準の交換時期よりも早めにカートリッジを取り替える必要が出てきます。

特に業務用として使用している場合や、一日に何十リットルもの水を浄水する環境では、通常よりもはるかに早くフィルターの性能が低下するため、定期的な確認と早めの交換が欠かせません。

ケース3.水温が高い

浄水器のカートリッジは、水温が高い状態が続くとフィルター内部で雑菌が繁殖しやすくなります。特に夏場は水道水がぬるくなるため、推奨される時期よりも早く交換しなければなりません。

カートリッジには不純物や塩素を除去する役割がありますが、ろ材内部に残った水は塩素濃度が低下し、雑菌が増殖しやすい環境になっています。

そのため、こまめに浄水器を使用して水を循環させることが大切です。

また、長期間使わない場合は、使用再開前にしばらく水を流して内部を洗浄するか、場合によってはカートリッジを交換することが望ましいでしょう。

ケース4.井戸水を使用している

井戸水を浄水器でろ過する場合、カートリッジの消耗が進み、交換時期が早くなることがあります。

その理由は、井戸水は地下水を水源としており、水道水よりも不純物の含有量が多いからです。自然由来のミネラルや鉄分、マンガン、カルシウムといった成分が多く含まれますが、これが浄水器のフィルターに蓄積して目詰まりを生じさせます。

特に鉄分やマンガンは酸化すると固まりやすくなるため、フィルター内部にこびりついてろ過性能の低下も考えられるでしょう。

その結果、水の出が悪くなったり、浄水能力が十分に発揮されなくなったりするため、通常の使用よりも早くカートリッジの交換が必要になるのです。

浄水器のカートリッジを交換する際のポイント

浄水器のカートリッジは、適切なタイミングで交換しなければ、本来の浄水能力を維持できません。ここでは、カートリッジを交換する際に押さえておきたいポイントを確認しましょう。

メーカー推奨の時期を守る

カートリッジの交換時期は、使用する浄水器の種類やろ過能力によって異なりますが、メーカーごとに適切な交換時期が設定されています。

これはカートリッジが十分に浄水機能を発揮できる期間を考慮したものなので、必ず守ることが大切です。

また、浄水器の使用頻度が高い家庭や、水道水に含まれる不純物が多い地域では、通常よりも早くフィルターが目詰まりを起こすため、標準の交換時期を待たずに取り替えましょう。

他にも、水の出が悪くなる、異臭がするなどの変化が現れた場合は、カートリッジの寿命が近づいているサインです。見過ごさず、カートリッジを交換してください。

カートリッジの正しい交換手順を守る

カートリッジの交換は浄水器の種類によって手順が異なりますが、基本的には説明書に沿って行います。

交換時には、まず水道の元栓を閉め、水が出ない状態にしてから作業を開始します。使用済みのカートリッジを外した後は、フィルター内部や接続部に汚れが付着していないかを確認し、必要に応じて清掃しておくとよいでしょう。

新しいカートリッジを取り付けた後は、しっかりと装着されているかを確認します。取り付けが不十分だと、水漏れやろ過性能の低下につながることがあるため、説明書の指示に従い、確実に固定することが重要です。

また、カートリッジによっては、交換後に初めて水を流す際、しばらく捨て水をする必要があるものもあります。これは、新しいフィルター内の空気を抜き、不純物を取り除くための重要な作業なので省かずに行ってください。

浄水器のカートリッジ交換後のチェックポイント

カートリッジを交換した後は、正しく機能しているかを確認することが大切です。最初に水を流した際に、水の出がスムーズかどうか、異臭や濁りがないかをチェックします。

新しいカートリッジの場合、初めのうちは水に微細な炭の粒子が混ざることがありますが、これは通常の現象であり、一定時間捨て水をすれば解消されます。

また、交換後しばらく使用してみて水漏れがないかも確認しておく必要があります。接続部分がしっかり固定されていないと、浄水器本体やシンク周りに水が漏れ、故障やカビの原因になることもあるため注意が必要です。

他には、次回の交換時期を忘れないように交換日を記録しておくことで、適切なタイミングでの交換ができるでしょう。

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