2023年4月4日

7.水処理プラントの保守はなぜ重要なのか?トラブル例と対策も紹介

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プラント保守の画像

生活に必要不可欠な「水」は、私たちの手元に届くまでに「水処理プラント」によって安全な水へと処理されています。

水処理プラントは常に稼働しており、トラブルが生じると私たちの生活に影響を及ぼす場合もあります。そのため、プラントに問題が生じないよう日頃から保守を徹底して行うことが求められるのです。

本記事では、水処理プラントの保守とは何をすることなのか、なぜ重要なのかを解説しています。また、水処理プラントで発生するトラブルや対策なども紹介します。

水処理プラントの保守とは​​

そもそも水処理プラントとは、水に含まれる不純物や濁りなどを取り除き、用途に応じた水質に処理する設備のことです。

そしてこの水処理プラントは、安心で安全な水を安定して供給するために、常に正常に稼働させなければいけません。

そのため、水処理プラントにトラブルが生じないよう、性能の維持や改善を行うことが必要となります。このように、水質を維持することをプラントの保守と言います。

また、プラントにはさまざまな種類があり、処理する水によって使い分けています。

例えば、井水を飲料水として利用する場合は「井水プラント」を、工場や入浴施設、厨房等から出た水を再利用水にする場合は「排水再利用プラント」を使います。原水の水質に応じた機器や処理膜を選定し、適切な水質に浄化します。

プラントの種類によって機能も構造も違うため、それぞれに適した維持および管理が必要です。

水処理プラント保守の重要性​​

人は生活する上で毎日欠かさず水を利用します。飲料水や調理水、トイレやお風呂など、水を使わない日は1日たりともないでしょう。

そのため、人々が安心して水を利用できるように、水処理プラントは24時間365日絶えず稼働する必要があるのです。

万が一、突発的な故障やトラブルが発生しプラントが機能停止してしまえば、人々の生活に支障が出てしまいます。

最悪の場合、人体や環境に悪影響を及ぼす可能性もあるため、適切な保守およびメンテナンスを定期的に行うことは非常に重要なのです。

つまり水処理プラントは、水を安全に利用するためだけでなく、環境保全にも欠かせない重要な役割を担っているということです。

水処理プラントの保守内容

水質管理のイメージ画像

人々が安全な水を利用するために必要不可欠な水処理プラントですが、保守内容はどのようなことを行うのでしょうか。具体的に確認していきましょう。

水質管理

プラントを保守する上でもっとも重要なのが水質管理です。飲料水をはじめ、再利用水にしても、排水として河川や下水道に放流するにしても、水道法、下水道法や水質汚濁防止法といった法律によって水質の基準が定められています。

飲料水の水質検査では、残留塩素、pH、濁度などを調べ、水質基準を満たしているかの確認を行います。このように処理した水質を定期的に検査することで、法律遵守および安全な水質管理を徹底しているのです。

運転管理

運転管理とは、機械のメンテナンスや作業員の教育など、プラントを安全に稼働させるために必要な管理業務全般を指します。

具体的には、設備の巡回点検や調整、運転記録の管理など、機械や水質測定機器が正常に動作しているか、異常がないかを確認し、必要に応じて、水質センサーの校正や部品交換なども実施します。

日々の細かい確認作業を徹底して行うことで、プラントが安定して稼働するだけでなく、事故を未然に防ぐことにも繋がるのです。

水処理プラントのトラブル例と対策

プラントの保守を徹底していても、機械の故障や人為的なミスによるトラブルが起きてしまう可能性はあります。これらのトラブルは、水漏れや断水などに繋がる恐れがあるため、いかに迅速かつ適切に処理できるかが非常に重要なのです。ここでは、水処理プラントの運用に起こりやすいトラブルと対策について紹介します。

水処理プラントのトラブル例

水処理プラントの運用では、次のようなトラブルが起こりやすいとされています。

  • 機械の操作ミス     ・センサー類のトラブル
  • 機械の故障       ・凍結
  • 機械部品の消耗     ・バルブ操作ミス
  • 薬品切れ        ・停電
  • 消耗品交換       ・原水の枯渇や水質変化

機械の操作ミスは人為的なものなので、完全には防げないケースもあります。トラブルが生じた際は、被害や損失を最小限に抑えるためにどう対応するかが非常に重要となります。

また、機械の故障や消耗品の管理などは、日々のメンテナンスによってトラブルを未然に防ぐことができます。そのため、水処理プラントのトラブルを回避するにはメンテナンス力が問われるのです。

水処理プラントのトラブル防止策

水処理プラントのトラブル対策にはメンテナンスが一番重要です。ゼオライト株式会社では、専門スタッフによる定期的なメンテナンスを実施することで、トラブル回避に繋げています。

では具体的に、ゼオライト株式会社で実施しているメンテナンス内容をご紹介します。

  • 薬品の管理(適正注入量の管理)、液漏れ等の確認
  • ポンプの電流値や音、振動のチェック
  • 運転圧力(ポンプ・膜など)確認      ・機器の部品交換と更新
  • 水質計器の校正              ・官庁関係の申請代行
  • 定期的な水質検査の実施          ・水道技術管理者の受託

また、定期的なメンテナンス以外にも、不測の事態に備えて迅速かつ柔軟に対応できるよう、以下の態勢をとっています。

  • 設計・施工〜メンテナンスまで自社管理
  • 24時間365日メンテナンス対応(※オプション)
  • 遠隔監視装置(※オプション)で運転管理
  • 異常発生時は自動通報(※オプション)
  • 水質等の異常時には装置を自動停止し、公共水道に自動切替

水処理プラントは24時間365日、休まず稼働するものです。トラブルが生じると、水漏れや断水を引き起こす原因となり、人々の生活にも影響が出ます。

また、水は生きるうえで必要不可欠な存在であり、安心できる水を安定して供給するためにも、水処理プラントの保守およびメンテナンスは徹底して行う必要があるのです。

メンテナンス関するご相談はゼオライト株式会社へ

ゼオライト株式会社は、水処理プラント及びメンテナンス事業を軸に、50年以上に渡ってお客様の期待を超える「良質な水」と「サービス」を提供し続けてまいりました。

高い技術提案力とお客様第一主義の精神で、井戸の掘削工事に関するお困りごとを解決いたします。

【ゼオライトの実績】

  • 逆浸透膜プラント400件以上(専用水道での国内導入数No.1)
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小型の業務用装置から大規模プラント、災害対策用ユニット型浄水設備まで、幅広い対応が可能です。

「まずは井戸の掘削について知りたい」という方も、お気軽にご相談ください。

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