医療法人厚生会道ノ尾病院様 | 逆浸透膜の水処理プラントはゼオライト

24時間365日の水質管理サービスで医療を支える水の安定供給を実現

自然環境豊かな長崎市北部岩屋山の麓に建つ「医療法人厚生会道ノ尾病院」。開院以来井戸水を使ってきましたが、病院の増床や関連施設の増設などもあり、さまざまな課題が現れてきました。その解決のためにゼオライトの水処理施設を導入されました。導入までの詳しい経緯や導入後の感想をお聞きしました。

まずは道ノ尾病院についてお聞かせくださいますか。

道ノ尾病院は昭和35年に創立しましたが、当時は周辺に住宅もなく、たいへん自然環境に恵まれた場所でした。開院当初から井戸水を使っていますが、当時は水道が発達していませんでしたし、何より井戸水が美味しかったからです。最初は病床数71床でスタートし、その後増床を続けて現在では785床となっています。これは長崎一であるとともに日本でも４番目に入ります。また当初は精神科病院のみでしたが、その後に一般病院を開設し、知的障害者施設や特別養護老人ホームなどを建設していった結果、現在では患者さんと職員あわせて2,000人が利用する大きな複合施設となっています。この大きな施設全体に井戸水を供給していたため、その維持管理が非常に大変でした。まず井戸水に含まれる硬度成分などでスケール障害が発生し、ボイラーや空調機器の故障が起こるようになっていました。また硬水である井戸水を軟水化するために軟化装置に大量の塩を投入するのですが、建物ごとに投入場所があり、その補充作業だけでも重労働だったのです。

そうした問題を解決しようと水処理施設の改修を思い立たれたのですね。平成21年から弊社の水処理施設が稼働していますが、ゼオライトを選定されたのはどのような理由からでしょうか。

水処理の問題を相談していた鹿島建設さんと九電工さんから推薦があったことがきっかけです。実はもう１社、地元の業者も比較検討したのですが、ゼオライトさんは実績があったので安心して任せることができました。また金額面もずいぶん配慮していただいたと思います。実際の改修工事では設計段階から入ってもらい、少ないスペースで効率的な水処理を実現していただきました。導入した逆浸透膜システムによって、スケール障害による配管の腐食などもなくなり、大量の塩を施設のあちこちに運ぶ必要もなくなりました。またコスト面にもメリットがありました。透析や手術室など純度の高い水を必要とする場所にも、現在では50％程度井戸水を導入しています。長崎市の水道料金は全国でも高いため、かなりのコストダウンになっています。

導入後のメリットとしては他にどのようなことがあるでしょうか。

施設の保守管理をする立場としては、24時間365日のメンテナンスサービスがあることが心強いですね。何かあればすぐに対応してもらえるので、安心・安全という面では全幅の信頼を置いています。つい最近もメータートラブルがあり、異常に水道料金が増えたことがあったんです。何かおかしいと思いましたが原因がわからない。ゼオライトさんに相談して、原因の調査から対策まで対応してもらいました。こういうことは素早い対応が重要です。また行政との窓口にもなってもらえるので非常に助かっています。近年、既存の井戸の水量が減ってきているので、新しい井戸を掘っている最中なのですが、その手続きなどもお任せしています。以前は自分たちでやっていたことをゼオライトさんにやっていただけるので本当に大助かりです。

医療機関にとって水の問題は大きな課題だと思いますが。

水の安定供給は医療機関にとって死活問題です。毎日ここで2,000人が生活しているのですから、ひとつの町内と同じぐらいの給水人口があります。万一、水が供給できなくなると大変です。そのため当院では井戸水を活用してきました。長崎は何度も断水を経験していますが、ありがたいことに断水の時も当院は影響を受けませんでした。ただ井戸水にはいろいろな課題もあります。それを解決してくれたのがゼオライトの水処理システムです。現在ではよりキレイな水、おいしい水を供給していただいていると思います。

ありがとうございます。最後に、今後ゼオライトに期待することをお聞かせください。

水事情についての最新情報を提供していただけるとありがたいですね。技術はもちろん、法律面も変わっていきます。常に勉強が必要なので、新しい情報を教えていただきたいと思います。ゼオライトさんには「キレイな水を供給しよう」という熱意を感じます。社長さんはもちろん、社員全体、会社全体が思いや熱意を持って仕事をされています。だからこそ私たちも安心してお任せできるのです。※掲載内容は掲載当時(2015年)のものです